そこに踏みとどまるのか、それとも背を向け歩むのか。
6月末、16年続けてきた写真に関わる仕事を離れた。
長く続けてこれたのには関わってきた人や支えてきてくれた人の存在と、現場を常に共にしたカメラの存在。
仕事を始めた時から離れるまで、ニコンのDシリーズをずっと使ってきた。
「明日もよろしく」
撮影時、機嫌を損ねられることなく一度も機材トラブルに見舞われることはなかった。
いつも普通に使えるのが当たり前。他社のカメラを使用するカメラマンと話すと、その当たり前の有り難さに気付かされたこと。
これからは機嫌を損ねる時もあってくれていいけど、そんなことはしないんだろうな。
君は真面目なやつだから。