FOSTEX「PC100USB」とASIO4ALLの組み合わせによるリスニング環境の構築に満足をしていたのだけど、一つ問題が発生した。
Winampで再生したあと、いったんWinampを終了して再びWinampを立ち上げて楽曲を再生しようとすると、音が出力されなくなってしまうのだ。
Winampではタイムコードが動いていてプレイヤーそのものは再生しているのに・・
で、色々とあれこれ試しているうちに気づいたのは、出力されなくなった状態でASIO4ALLのコントロールパネルを開いてみると、USB-DAC(PC100USB)の機器ネームの隣にあるステータスアイコンが「✕(バツ)」マークになっていた。
アイコンを一度クリックするとアクティブ状態になり再生すると音が出力されるようになるが、コントロールパネルを閉じてからしばらくするとまた✕マークがついて出力されなくなってしまう。
で、さらにさらに色々と試しているとWinampを一度閉じた後にブラウザーを開いたりフォルダーを開いたりなどなにかしらのウィンドウズ上での操作をすると、✕マークがつくことが判明した。
ネットで調べてみると、同様の症状に見舞われている方が他にもいて、原因はWindows7とASIO4ALLの相性がそもそも良くないようだ。
現状での解決策はなく、ASIO4ALLと決別をするしかなさそうだった。
しかし、ASIOの音質の良さを知ってしまっている身には、せめて音質が少しでも良くなるようにしたい。
そこでさらにさらにさらに調べてみると、WindowsVista以降のウィンドウズにはASIOのようにOSのカーネルミキサーを通さずにダイレクトに音声ソースを出力する「WASAPI」なるものが備わっているとのこと。
現在使用しているWindows7にもWASAPIは備わっており、プレイヤーをAIMPにすることでWASAPIによるリスニング環境の構築を行ってみた。(対応しているプレイヤーは、iTunesなど他にもいくつかある)
肝心の音質はというと、ASIOと比べると柔らかく角がない。
オーケストラやアコースティック、ジャズなどの音楽には適していると思うけど、それ以外だと個人的には微妙なところ。
音質自体は必ず上がるから、WindowsVista以降のOSを利用している環境ならWASAPI対応のプレイヤーを導入する価値はあると思う。
ただし、その価値を生かすも殺すも、すべては自身の好みである。