仕事が繁忙期に入った。
これから学校が夏休みに入る8月までは日々撮影のスケジュールが詰まる。
今週はとある高校の修学旅行の撮影に同行した。
行先は九州で、鹿児島〜福岡までを3泊4日で移動する行程。
このとある高校は併設の中学校も含めて毎年自分が撮影に同行している。
だからそのまま併設の高校へ進学した生徒とは、中学校の修学旅行の時を含めて
2回会うことになる。
今回の高校生も、彼らの中学生時代に一度会ったことのある生徒たちだった。
4日間というのは長いように思うけども、いざ撮影に同行してみるとあっという間。
それは淡々と仕事をこなすだけでなく、被写体である生徒たちとの交流があるからだ。
生徒たちは自分の名前を告げると少しざわめいて思い出してくれた。
2年越しの再会というのはお互いに照れくさいものがある。
特に思春期の真っ只中にある高校生たちは自分よりも余計にそう感じると思う。
生徒たちの思い出作りを手伝うことが自分の仕事だ。
ただ淡々と”撮る”というプロセスをこなすだけでなく、一緒に写真へ写ることもある。
どれだけ楽しい瞬間の笑顔を共有できたか。
研修での真剣な眼差しにどれだけ真摯に向き合うことができたか。
生徒たちが写真を見て思い出を振り返り、あの時あの場所での心を再び呼び戻す時
それが次の”再会”になるだろう。